災害

2025.04.04(金)

ミャンマーで発生したM7.7の地震における「だいち2号」による観測について

2025年3月28日にミャンマー中部にてマグニチュード7.7の地震が発生しました。これにより、ミャンマー第2の都市であるマンダレーや首都ネピドーにて大きな被害が出ていると報道がされています。

JAXAは、発災同日に国土地理院が事務局を務める地震活動SAR解析ワーキンググループ(以下、地震WG)の活動における緊急観測要請および、JAXAが事務局を務めるセンチネルアジアにおいて国連ミャンマー現地情報管理ユニット(Myanmar Information Management Unit。以下、MIMU)からの緊急観測要請を受けました。

これに伴い、同日にJAXAの陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(以下、だいち2号)での観測を調整し、2025年3月30日に緊急観測を実施した後、MIMU含む関係機関への情報提供を行いました。

緑枠:2025年3月30日に「だいち2号」にて観測したエリア
青いピン:地震による大きな被害を受けているマンダレー

また、JAXAは関係機関との協力のもと、減災・防災などの一助として活用いただきたく今回の観測情報をセンチネルアジアのウェブサイト(英語)にて公開しております。

JAXAは「だいち2号」にて観測されたデータを、センチネルアジアを介してシンガポール南洋理工大のEarth Observatory of Singapore(以下、EOS)に提供し、EOSはInSAR(干渉SAR)解析によって地殻変動を検出しました。検出された情報はセンチネルアジアに提供されています。

(図1)「だいち2号」の2025年3月30日の観測データを用いたEOSによるInSAR解析結果

また、国土地理院HPにおいても本観測データによる解析結果を掲載しております。

【2025/4/11追加更新】
JAXAにおいても「だいち2号」および2025年3月29日に「だいち4号」にて観測したデータを用いて、解析した結果を下記リンク先に掲載しております。
https://www.eorc.jaxa.jp/ALOS/jp/library/disaster/dis_myanmar_earthquake_20250409_j.htm

本取り組みでは、宇宙技術を活用した防災活動および災害時の情報源の一つとして、「だいち2号」の観測データを提供しました。

今後もJAXAは、人工衛星のデータと情報提供を通じて、災害時の情報支援に取り組んでまいります。

<だいち2号による緊急観測対応>
観測要請機関:国土地理院、国連ミャンマー現地情報管理ユニット(MIMU)
観測要請日:2025年3月28日
観測モード:広域観測モード
観測日:2025年3月30日(広域観測モード)

<だいち4号による観測対応>
観測モード:高分解能
観測日:2025年3月29日(高分解能モード)
(上記はすべて日本時間)

【関連リンク】
国内・国外の自然災害における「だいち2号」による緊急観測対応について(2024年1月~12月)
センチネルアジア(英語)

最新情報を受け取る

人工衛星が捉えた最新観測画像や、最新の研究開発成果など、
JAXA第一宇宙技術部門の最新情報はSNSでも発信しています。