災害
2024.09.09(月)
フィリピン・マニラ湾におけるタンカー沈没による油流出の「だいち2号」による観測
2024年7月25日、フィリピンのマニラ湾付近にて、台風3号ならびに雨期による激しい雨の影響を受けて、140万リットルの工業用燃料油を積載したタンカー「テラノバ」が転覆・沈没しました。これに伴い、油の一部が流出していることが確認されたため、同日フィリピン宇宙庁(Philippine Space Agency。以下、PhilSA)からセンチネルアジアに対する要請があり、JAXAは陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)によるマニラ湾の緊急観測を実施し、油の流出範囲の情報提供を行いました。観測データは、Asian Institute of Technology(アジア工科大学。以下、AIT)、Mohammed Bin Rashid Space Center(ムハンマド・ビン・ラシード宇宙センター。以下、MBRSC)、PhilSAが解析し、最速8月8日に油流出域推定図がPhilSAに提供されました。

本取り組みは、宇宙技術を活用してアジア太平洋地域の災害活動の支援を目的とする国際協力プロジェクト「センチネルアジア」を通じて、「だいち2号」の観測データを提供しました。
<センチネルアジアとは>
- 「センチネルアジア」は、地球観測衛星画像などの災害関連情報をインターネット上で共有し、自然災害による被害を軽減することを目指し、2006年にJAXAが執行事務局として発足しました。
- 宇宙機関に加え、衛星データを解析し被害状況などの情報を提供する研究機関や、提供されたデータや情報を防災活動に利用する防災機関等、合計116の機関が加盟しています(2024年8月現在)。
「だいち2号」の観測データは、宇宙技術によるアジア太平洋地域の災害活動の支援を目的とした、宇宙機関・防災機関・国際機関により構成された国際的な協力枠組み「センチネルアジア」を通じて提供されました。
また、2024年8月8日には在フィリピン日本国大使館のウェブサイトにおいても、本件に関する情報が掲載されております。今後もセンチネルアジアを通じて、国内外の関係機関との連携を深め、災害等の支援に協力してまいります。
だいち2号による緊急観測対応
観測要請機関:フィリピン宇宙庁(PhilSA)
観測要請日:令和6年7月25日
観測モード:高分解能、広域観測
観測日:
令和6年7月25日:高分解能モード
令和6年7月27日:広域観測モード
データ提供日:令和6年8月8日
(上記はすべて日本時間)
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