解析ツール/サイトの紹介
このページでは、取得した地球観測衛星のデータを解析するためのツール/サイトを紹介します。
解析ツール/サイト一覧
以下でもう少し詳細に、各ツールについて紹介します。
Tellus
衛星や地上の様々なデータを搭載している日本発のデータプラットフォームで、経済産業省が主導しています。だいち、しきさいなどのJAXAの衛星データも利用できます。 (運営: さくらインターネット株式会社)
“自身で環境を用意しなくても、Tellusの開発環境にアクセスするだけで、PythonやR言語を利用し、衛星データや地上データを解析できます。Tellus搭載のデータを使った解析やアプリケーション開発を実現するため、開発環境を無料・期間限定で提供しています。データカタログやAPIリファレンス、利用事例など各種ドキュメントも豊富に用意しています。”
出典
: 開発者の方へ | 日本発の衛星データプラットフォーム Tellus
💡こんな方におススメ! ・ソフトをインストールすることなく衛星画像を使える! ・複数の衛星画像を簡単に入手できる! ・衛星画像のAI解析ができる! |
Google Earth Engine
衛星データと計算力で地球規模の分析を可能にする、オンラインクラウドプラットフォームです。だいちの観測データやGSMaPの全球降雨データ、しきさいのデータを利用できます。
“多くの科学者や非営利機関が、リモート
センシング調査、伝染病流行の予測、天然資源の管理などで Earth Engine を利用しています。”
出典:Google のクラウドを利用した地球規模の分析 | Google Earth
💡こんな方におススメ! ・自分のパソコンに解析環境を構築するのが大変 ・地図投影されたデータをすぐに見たい |
QGIS
QGISは、オープンソースソフトウェアで、無料で使用することができる地理情報システム (GIS) です。
通常のTIFF(Tagged Image File Format:Aldus社及びMicrosoft社によって開発されました)にリモートセンシング用の情報を付加したフォーマットであるGeoTIFF画像を読み込み、地図投影することが可能です。様々な地図や衛星画像、ツールがプラグインで用意されており、ユーザが自由に利用することができます。
💡こんな方におススメ! ・GeoTIFF画像を読み込みたい ・ダウンロードしたデータを地図に重ねて表示したい |
HDFView
HDFフォーマットの開発元であるNCSA(National Center for Supercomputing Applications)が配布している、HDFファイルを閲覧するためのソフトウェアです。Javaで開発されていますので、Macintosh、Windows、Linux など多くのOS上で実行可能です。
💡こんな方におススメ! ・G-PortalでダウンロードしたHDF画像を表示したい |
EISEI
YAC(日本宇宙少年団)が提供している、衛星画像教育用ソフトウェアです。無償で提供されています。
“さまざまな衛星画像を、そのファイル形式などを意識せずに簡単に閲覧できます。
指導者が付いて操作する場合は小学校中学年程度以上、生徒が単独で学習する場合は中学生程度以上から操作できます。衛星画像を初めて扱う大学生(学部生程度)や一般の大人の方のための入門用ソフトとしても適しています。
より発展的な内容の解析をするために、一般的なGISソフトや画像解析ソフトへの出力も可能です。”
出典:分析ソフト「EISEI」について | YNC 日本宇宙少年団
💡こんな方におススメ! ・日本語でわかりやすいソフトウェアを使いたい ・教育目的で使用したい |
Panoply
NASAが提供している、netCDF形式、HDF形式、およびその他のデータセットのデータを参照することができるツールです。Mac、Windows、LinuxなどのOS上で実行可能です。使い方について、YouTubeに動画(英語のみ)が上がっています。
💡こんな方におススメ! ・netCDFやHDFデータを読み込みたい方 |
SNAP
ESAが提供している、地球観測衛星データの画像処理、分析ソフトウェアです。ギガピクセルの画像を高速に表示したり、高度な解析処理をすることが可能です。SAR画像に関する機能も充実しています。
💡こんな方におススメ! ・サイズの大きな画像を扱いたい ・SAR画像を解析したい |
上記で紹介しきれなかったツール(例:G-Portalに掲載している衛星に特化したツール)もありますので、こちらもぜひご参照ください。