JAXA地球観測研究センター(EORC: Earth Observation Research Center)では、地球観測衛星によって得られたデータを用いた地球科学研究・利用研究を行っています。地球科学において意味のある物理量を導出するための解析方法の開発や、衛星データの品質維持のための校正検証も行っています。大学や研究機関、海外の研究者などとも連携して、地球観測衛星のデータを複合的に用いた研究開発に取り組んでいます。
また、農業、漁業、災害対策、国土保全、インフラ管理等の分野に応用するために、衛星データの利用研究も実施しています。地球のさまざまな姿を解明することで、気候変動や災害に強い社会の実現に貢献します。
利用研究プロジェクト
地球観測衛星から得られたデータを用いた地球科学研究・利用研究、データの校正検証は、各衛星・センサを専門とする各利用研究プロジェクトで実施しています。
研究分野
地球観測衛星は、大気領域、海洋領域、陸域のさまざまな地球の姿を観測しています。各研究分野の詳細をご紹介します。
研究協力
地球観測研究公募やPIワークショップなど、研究者の方向けの情報についてはこちらをご確認ください。
国際的な取組みでの活用
地球規模の課題解決は、JAXAだけではなく世界の宇宙機関と協力することにより実現の可能性が高まります。JAXAでは各国の宇宙機関と連携し、お互いの強みを生かした地球観測衛星の共同開発やデータの精度検証や品質向上、データを利用したアプリケーションの検討などの協力を行っています。また、SDGsやパリ協定、仙台防災枠組みなどに貢献するために、地球観測に関する様々な国際的な枠組みにも参画しています。