災害
2019.09.10(火)
「センチネル・アジアによる10年間の防災支援活動」の『国連世界防災白書2019』への掲載について
JAXAが共著者に加わった「災害管理活動のための宇宙技術を基盤としたプラットフォームであるセンチネル・アジアの開発」(Development of Sentinel Asia as a Platform to Facilitate Space-Based Technology Application to Disaster Management Operations) が国連防災機関(UNDRR: United Nations for Disaster Risk Reduction)が発行する国連世界防災白書 2019(Global Assessment Report 2019) に掲載されました。
センチネル・アジアは,アジア太平洋地域の災害管理に資するため,自然災害時に加盟機関の災害対応活動を人工衛星による災害地域の観測および画像の提供や,観測画像の解析により得られた被害地図などの災害情報を提供・共有する活動です。センチネル・アジアは,JAXA を含むアジア太平洋地域の 宇宙機関会議(APRSAF)の宇宙機関を中心に,アジアの防災機関,国際機関など110機関(2019年8月現在)が参加しています。
本論文では,センチネル・アジアの2006年の発足から2016年までの10年間の活動の総括として,災害時の緊急観測対応の履歴や,災害支援対応の事例を紹介しています。
【外部リンク】
センチネル・アジアのホームページ: https://sentinel-asia.org
国連世界防災白書2019:https://gar.unisdr.org
【論文詳細】
「災害管理活動のための宇宙技術を基盤としたプラットフォームであるセンチネル・アジアの開発」:
https://www.preventionweb.net/files/65869_f223suzukidevelopmentofsentinelasia.pdf
【センチネル・アジアによる災害対応支援活動】
●センチネル・アジア ライオウ洪水 災害地図:
https://www.satnavi.jaxa.jp/ja/news/2018/08/06/306/
●センチネル・アジア ミャンマー洪水に係る緊急対応支援:
https://www.satnavi.jaxa.jp/ja/news/2018/08/08/307/
●インドネシア地震および津波洪水被害の災害対応支援:
https://www.satnavi.jaxa.jp/ja/news/2018/10/09/310/