2017年6月12日から13日にかけて、バングラデシュで発生した連日の大雨について、衛星全球降水マップ(GSMaP)で継続的に降雨の状況を観測しています。
衛星全球降水マップ(GSMaP)プロダクトは、GPM主衛星データと複数のコンステレーション衛星群(GPM計画に参加する各国・機関の人工衛星群)データなど、様々な衛星を用いて全球の降水分布を算出します。以下の動画は、2017年6月12日0時(協定世界時)から6月14日23時(協定世界時)のバングラデシュ周辺での地表降水分布です。
GSMaPによる2017年6月12日00時~6月14日23時(世界協定時)の1時間降水量の変化
以下の動画では、12日から14日にかけて累積した雨量を確認できます。
GSMaPによる2017年6月12日00時~6月14日23時(世界協定時)の積算雨量の変化
特に被害の大きかったランガマティ地区周辺では、6月8日にも大雨が観測されており、12日以降の積算雨量も特に大きく、土砂災害等によって甚大な被害が発生しています。
最新のJAXAのGSMaP観測画像については、以下URLで公開していますので、ご覧ください。