災害
2014.01.10(金)
防災利用実証 FORMOSAT-2(フォルモサット・ツー)衛星による西之島火山活動の観測
11月20日16時17分頃、羽田航空基地所属航空機(LAJ501うみわし2号)が、海域火山である西之島の南南東約500メートル付近の海上に直径200メートル程度の新島が出現し、黒色の噴煙を上げている様子を視認しました。噴火活動は現在も継続しています。(出典:平成25年11月20日付 海上保安庁広報資料「西之島付近で新島を視認」より)
JAXA衛星利用推進センターでは、センチネルアジア※の枠組みを通して台湾国家宇宙センター(NSPO)からFORMOSAT-2衛星画像の提供を受け、西之島付近の衛星画像地図を作成しています。
JAXAの防災分野における衛星利用については こちら をご覧下さい。
これまでに関連機関へ提供した西之島付近の衛星画像地図をご紹介します。
地球観測研究センター(EORC)Pi-SAR-L2での観測結果はこちら
同日、Pi-SAR-L2観測と併せ、低空からの動画撮影も実施しました。
動画はこちらよりダウンロードしてご覧ください。(8分37秒 315MB)
※センチネルアジア:センチネルアジアはアジア太平洋地域の災害管理に資するため地球観測衛星画像から得られる災害関連情報を共有する活動です。JAXAをはじめとするアジア太平洋地域の宇宙関係機関、アジア防災センター(ADRC)をはじめとする防災関係機関、国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)をはじめとする国際機関、および大学、研究所などが協力して推進しています。