日本が開発した宇宙から世界の降水を観測する二周波降水レーダ(DPR)は、日米共同ミッションである全球降水観測計画(GPM)の主衛星に搭載され、2014年2月に打ち上げられました。「雨雲スキャンレーダ」の名でも知られる通り、世界の雨を三次元に観測できることが最大の特徴です。
2019年6月より、雨雲スキャンレーダ(GPM/DPR)が日本付近で降水を観測した際に、降水の三次元動画を作成し配布するウェブサイト「JAXA 3D RAINFALL WATCH」を公開しました。
本ウェブサイトでは、雨雲スキャンレーダ(GPM/DPR)が日本周辺を通過した際に、まとまった降水域の三次元降水観測動画を自動生成して公開しており(画面中央上に表示)、動画のダウンロードも可能です(画面右に表示)。衛星で観測後、動画公開まで約5時間程度となっており、準リアルタイムでの閲覧が可能となっています。
さらに、本ウェブサイトでは、ほぼ同時刻の雨や雲の水平分布も同時に閲覧することができ(画面中央下に表示)、台風の事例の場合は、台風の経路に関する情報もあわせて表示することができます(画面右下に表示)。
詳しいウェブサイトの説明はこちらをご覧ください。