JAXAでは、2015年11月より、静止気象衛星ひまわり観測領域において「実時間」の降雨分布を提供する「JAXA世界の雨分布リアルタイム」ウェブサイトおよびそのデータであるGSMaPリアルタイム版(GSMaP_NOW)データを公開しており、2018年9月末で、登録ユーザ約4,200名、114ヶ国と利用が世界中に広がっています。
この度、2018年11月1日より、JAXA世界の雨分布リアルタイム(GSMaP_NOW)の領域を、静止気象衛星ひまわり観測領域に加えて、静止気象衛星「Meteosat」領域まで拡張しました。(図1)
図1. GSMaP_NOWの領域の拡張。
世界の雨分布リアルタイムを用いると、海上や地上観測網が十分でない地域も含めて、実時間で30分毎の雨情報を利用することができます。この速報性により、これまでにアジア太平洋地域における降水監視や洪水予測等での利用が促進されていました。今回の領域拡張により、アフリカや中央・南・西アジアを含む地域でも、降水監視や洪水予測等での利用が加速することが期待されます。
ウェブサイトの使い方は下記動画をご覧ください。
2000年3月から現在までの過去を含めた世界の雨分布をご覧になる場合は、「世界の雨分布」ウェブサイトをご覧ください。