利用研究

2014.11.01(土)

熱帯降雨観測(TRMM)衛星のミッション終了時期の見通しについて

日米共同ミッションとして、JAXAの降水レーダ(PR)を搭載した熱帯降雨観測(TRMM)衛星について、本衛星の運用を行う米航空宇宙局(NASA)による最新の軌道降下解析の結果、平成27年4月頃に観測下限高度(335km)に達する見込みとなりました。なお、本件につきましては、NASAのウェブサイト上でも同日付で公表されます。

TRMM衛星は設計寿命の3年2ヶ月を大きく上回る17年目の運用に入っていましたが、本年7月に燃料の枯渇により軌道高度の維持を行わない状況となっており、10月5日にはPRが観測できなくなる高度(392.5km)に達したため、JAXAは10月7日にPRの後期運用を終了しました。

TRMM衛星の運用は、その後もNASAにより継続されてきましたが、NASAの最新の解析によると、当初の軌道高度(約350km、再びPRで降雨観測できる高度、※)に達するのが平成27年2月から3月頃になると予測され、その後1ヶ月程度の観測をした後、同年4月頃にミッションの終了時期となる見込みとのことです。

衛星の正式なミッション終了等については、改めてお知らせすることと致します。

※TRMMは、打ち上げから3年半は高度約350kmで運用。後期運用段階(2001/8~)から、軌道保持のための燃料節約のため、高度を約400kmまで上昇させていました。
高度392.5~355kmの領域は、PRからのパルス送受信タイミングがずれるため、降雨エコーを観測できません。

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