利用研究

2011.09.28(水)

世界の雨分布が携帯で見られるようになりました

EORCが提供している「世界の雨分布速報」(*1)のデータは、日本気象協会との「衛星データの天気情報提供システムでの活用と一般ユーザーへの利用推進の検証」を目的とした共同研究に基づき、日本気象協会のNTTドコモのiコンシェル向けサービス「渡航先の天気予報」(*2)および携帯公式サイトのコンテンツ「世界の天気」(*3)にて世界の雨情報として、9月16日から試行的な配信が開始されています。

サービス画面イメージ

©日本気象協会

サービス画面イメージ

(*1)「世界の雨分布速報」

世界の雨分布を準リアルタイム(観測から約4時間遅れ)で1時間ごとに複数の衛星(TRMM TMI, Aqua AMSR-E,DMSP SSM/I, DMSP SSMIS, NOAA-19 AMSU, MetOp-A AMSU, GEO IR)を利用して提供しています。

なお、背景の雲画像には、日本気象協会から提供を受けた、気象庁の静止気象衛星ひまわり(MTSAT)、米国海洋大気庁(NOAA)の静止気象衛星GOES、欧州気象衛星機関EUMETSATの静止気象衛星MeteosatのIR情報を利用しています。

世界の雨分布速報は、JAXA世界の雨分布速報ホームページで提供しています。

http://sharaku.eorc.jaxa.jp/GSMaP/index_j.htm

(*2)「渡航先の天気予報」

世界の代表都市の当日、翌日の天気予報および最高最低気温、週間天気予報、代表都市における服装の目安などのほか、世界の雨分布速報のデータを用いた各エリアの雨分布を閲覧することができます。

(*3)「世界の天気」

日本気象協会が運営する携帯向けサイトのコンテンツです。世界の代表都市の天気予報などのほか、世界の雨分布速報のデータを用いた各エリアの雨分布を閲覧することができます。

「渡航先の天気予報」および「世界の天気」サービスについての詳細は、日本気象協会のホームページをご覧ください。

http://www.jwa.or.jp/

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