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アジア・太平洋地域宇宙機関会議

(APRSAF)

アジア・太平洋地域宇宙機関会議(Asia-Pacific Regional Space Agency Forum:APRSAF)は、アジア太平洋地域における宇宙利用の促進を目的として1993年に設立されました。各国の宇宙機関や行政機関をはじめ、国際機関や民間企業、大学・研究所など様々な組織から、これまで40を超える国と地域、多くの国際機関等からの参加を得て、地域最大の宇宙関連会議へと発展しました。近年、各国の政府も積極的に参加し、同地域の宇宙分野での国際協力を具体的に検討する場として活用されています。

現在は4つの分科会(宇宙利用・宇宙技術・宇宙環境利用・宇宙教育)を構成し、それぞれの分野における各国の宇宙活動や将来計画に関する情報交換を行うとともに、災害や環境など地域共有の課題解決に向けた国際協力プロジェクトを立ち上げ、具体的な協力活動を行っています。

地球観測衛星などの利用、特に防災や環境問題をはじめとしたアジア太平洋地域に共通する課題の解決への貢献については、主に宇宙利用分科会で議論されています。またこの分科会では、災害対応のための「センチネルアジア」(2005年〜)、環境のための「SAFE」(2008年〜)、気候変動分野のClimate R3(2011年~2014年)の3つのイニシアチブが立ち上げられました。これらのイニシアチブのもと、JAXAはアジア太平洋地域の宇宙機関などと連携して課題解決に向けた協力活動を推進しています。

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