GOSATプロジェクトでは、「いぶき」(GOSAT)シリーズ衛星に搭載されたセンサを用いて、地球温暖化の原因である温室効果ガス(二酸化炭素、メタン)を観測するための研究開発やデータの校正検証を行っています。
地球観測衛星にセンサを搭載することで、地球上の5万6000点以上の場所の温室効果ガス濃度を測定することが可能です。世界各地の設置された観測点の100倍以上もの地点を3日ごとに観測できるようになります。
地球全体における温室効果ガスの分布や時間変化を捉えることで、温室効果ガス排出量の推定精度向上や排出源の推定を行い、地球温暖化防止に向けた国際的な取り組みに貢献しています。
関連する主な人工衛星、センサの一覧
衛星名 | 主なセンサ | 観測期間 |
温室効果ガス・水循環観測技術衛星(GOSAT-GW) | 温室効果ガス観測センサ3型(TANSO-3) | 2023年度~(予定) |
温室効果ガス観測技術衛星2号「いぶき2号」(GOSAT-2) | 温室効果ガス観測センサ2型(TANSO-FTS-2) 雲・エアロソルセンサ2型(TANSO-CAI-2) |
2018年~(運用中) |
温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT) | 温室効果ガス観測センサ(TANSO-FTS) 雲・エアロソルセンサ(TANSO-CAI) |
2009年~(運用中) |
※これらはJAXA、環境省、国立環境研究所の共同プロジェクトです。