ALOS利用推進研究プロジェクトでは、陸域観測技術衛星「だいち」シリーズ衛星に搭載された合成開口レーダ(SAR)や高分解能光学センサによるデータの校正検証や、これらのデータを用いた地球科学研究・応用利用研究などを行っています。
地球科学分野では、例えば災害対策として地震や火山活動に伴う地殻変動量の推定、大雨にともなう浸水状況や土砂災害の把握、森林関連では森林・非森林分類や土地被覆分類、海洋関連では海上風や海氷分布推定などを行っています。また様々な分野で活用できるデータセットとして、全球高精度デジタル標高モデルや全球モザイク画像の公開などを行っています。
関連する主な人工衛星、センサの一覧
衛星名 | 主なセンサ | 観測期間 |
先進レーダ衛星「だいち4号」(ALOS-4) | Lバンド合成開口レーダ(PALSAR-3) | 2024年~(運用中) |
先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3) | 広域・高分解能センサ(光学センサ) |
2023年打上げ、ロケットの不具合により軌道投入を断念
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陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2) | Lバンド合成開口レーダ(PALSAR-2) | 2014年~(運用中) |
陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS) | Lバンド合成開口レーダ(PALSAR) 高性能可視近赤外放射計2型(AVNIR-2) パンクロマチック立体視センサ(PRISM) |
2006年~2011年 |
地球観測プラットフォーム技術衛星「みどり」(ADEOS) | 高性能可視近赤外放射計(AVNIR) | 1996年~1997年 |
地球資源衛星「ふよう1号」(JERS-1) | 光学センサ(OPS) 合成開口レーダ(SAR) |
1992年~1998年 |