メインビジュアル

植物プランクトンのデータ

拡大

概要

植物プランクトンには光合成を担うクロロフィル(葉緑素)という化学物質が含まれています。クロロフィルには数種類ありますが、地球観測衛星では大多数の植物プランクトンに含まれているクロロフィルaを観測しています。クロロフィルaの分布が植物プランクトンの分布を表しており、漁場の推定などに活用されています。

また、植物プランクトンが光合成を行うことで、地球温暖化に影響を与える二酸化炭素は酸素と有機物に変換されます。有機物は魚の餌として消費・分解されることで、魚の糞や死骸となって深海に輸送されていきます(光合成炭素固定による二酸化炭素の吸収)。このような仕組みは炭素循環と呼ばれており、地球温暖化に影響を及ぼす地球規模の仕組みを解明するためにも、植物プランクトンのデータが役立てられています。

主なプロダクト

クロロフィルa濃度(Chlorophyll-a)

データを入手できるデータ提供サイト

G-Portal
JASMESポータル
JAXAひまわりモニタ (P-Tree)

関連する人工衛星

気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)
気象衛星「ひまわり」

最新情報を受け取る

人工衛星が捉えた最新観測画像や、最新の研究開発成果など、
JAXA第一宇宙技術部門の最新情報はSNSでも発信しています。