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地球観測衛星委員会

(CEOS)

地球観測委員会(CEOS: Committee on Earth Observation Satellites)は、様々な国・地域の衛星による地球観測計画を国際的に調整するため、1984年に設立されました。CEOSは宇宙機関などの地球観測計画間の調整や、それらの計画と利用者をつなぐための議論を行なっています。文部科学省とJAXAはCEOSの日欧米の事務局の一つとして中心的な役割を果たしています。

現在、会員として34機関、準会員として27機関が参画しています。これらの機関が運用する地球観測衛星(2020年時点で172機)の観測ミッションの協力・調整により、地球観測衛星を社会に役立てることを目指しています。

CEOS設立当初に比べて、現在は衛星による地球観測のデータ量・種類の増大とその利用方法の発展に伴い、データ利用者のコミュニティが拡大・多様化しています。これらのコミュニティの衛星による地球観測に対する必要性や期待を収集・調整するために、CEOSは地球観測に関する政府間会合(GEO)や気象衛星調整会議(CGMS)などと緊密に連携し、地域・世界が抱える様々な課題(SDGs、気候変動、防災等)を解決することを目指した活動を進めています。

観測ミッションの協力・調整

地球観測衛星の観測ミッションの協力・調整は相互運用性向上、データフォーマットの共通化、観測機器の相互校正、プロダクトの共通検証・相互比較など多岐に渡ります。CEOSではこれらの取り組みを、観測対象・協力テーマ毎に設けられたバーチャル・コンステレーション(VC)作業部会(WG)を元に進めています。また、VC、WGはそれぞれが関連する国際機関・利用者コミュニティとも連携しています。

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CEOS体制の概要

地球観測衛星データ利用事例集

JAXAは2015年にCEOSの議長(第29回)を務めました。 議長イニシアチブとして、世界の宇宙機関の衛星データを利用した事例を集め事例集としてまとめています。
本書では、海運、災害、健康、エネルギー、気候変動、農業、森林、環境など多様な分野における事例について、バリューチェーン、社会課題、アプリケーションなどを詳しくご紹介します。

地球観測衛星データ利用事例集(日本語版)
Data Applications Report of Earth Observation Satellite(英語版)
第29回CEOS本会合
CEOS Newsletter(英語版のみ)

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