2025.12.1お知らせ活動報告
APRSAF-31にてCONSEOの活動を紹介
― フィリピン・マルコスJr.大統領が来訪し、CONSEOブースを訪問 ―
2025年11月17日から21日にかけて、フィリピン・セブで「第31回アジア太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF-31)」が開催されました。CONSEOは展示ブースを出展し、これまでの取り組みやCONSEO会員のユースケースについて紹介しました。ブースには学生から各国の宇宙機関や企業だけでなく、非宇宙関係者まで、多くの方にお越しいただきました。

最終日には、フィリピン共和国のマルコスJr.大統領が会場を訪問され、各国宇宙機関及び出展企業の展示を視察されました。CONSEOブースでは、フィリピン宇宙庁(Philippine Space Agency: PhilSA)のゲイ長官代行が大統領を案内し、JAXAの山川理事長や前島地球観測統括とともに産学官連携によるエコシステム形成の事例としてCONSEOを紹介いただきました。


ゲイ長官代行は、「JAXAが中心となり、300社を超える産業界とともに衛星地球観測の利活用を推進している点は、フィリピンにおける宇宙機関の将来像を考える上でも示唆に富む」と述べ、研究開発のみならず、産業振興・社会実装を担う機関としての可能性に言及しました。これに対し、大統領も強い関心を示され、CONSEOを詳しく知りたいとのことで資料の提供依頼がありました。フィリピンをはじめアジアの各国政府や宇宙機関では、非宇宙産業界との連携を含む宇宙エコシステムづくりに関心があるところ、CONSEOのプレゼンスや意義を印象づける機会となりました。
余談となりますが、CONSEOブースで特に人気だったのが、SAR衛星の被り物でした!フィリピンは宇宙教育にも力を入れており、来場者は「衛星地球観測をより身近に感じられる」と大変興味を持ってくださいました。会場では、学生や教育関係者を中心に多くの方が写真撮影を楽しむなど、そのような側面からも衛星地球観測の魅力を伝えられた機会となりました。




APRSAFを通じて、CONSEOがアジア各国から「衛星地球観測における産学官連携エコシステム」の代表的なモデルとして関心を持たれはじめていることが確認できました。今後もCONSEO事務局は、各国宇宙機関との連携協力を通じて、衛星地球観測の国際的な利活用促進に取り組んでまいります。
CONSEOブースで展示した会員サービス事例紹介ポスターについては、下記ページに掲載しておりますので、ご覧ください。↓
【CONSEO会員サービス事例紹介ポスター(英語版)】