2024.09.27イベント

【参加者募集!】CONSEOもくもくスクール2024の開催

衛星地球観測コンソーシアム(CONSEO)では、昨年ご好評いただいた「CONSEOもくもくスクール」を、今年もNIHONBASHI SPACE WEEKと連携し11月に開校します。今年は、合成開口レーダー(SAR)衛星データの解析の座学講座「実例で学ぶSAR衛星データ利活用講座(インフラ管理、流通、農業)」を開催します。ぜひこの機会に、衛星データに触れてみませんか?

  • 1. 日時 :2024年11月18日(月)13:30~17:00
  • 2. 場所:X NIHONBASHI TOWER 東京都中央区日本橋室町2-1-1 日本橋三井タワー7階

    会場へのアクセスはこちら

  • 3. 定員:25名(定員を超えた場合は抽選とさせていただきます)
  • 4. 申込:参加を希望される方は、以下から申し込みをしてください。(締切11月10日)
  • 5. PC持ち込みのお願い

    各自、PCをご持参いただくようお願いします。なお、事前にソフトウェアをインストールしていただきます。
    ※PC持ち込みが難しい場合は、台数に限りがありますが貸与も可能ですのでご相談ください。

  • 6. 講座名:実例で学ぶSAR衛星データ利活用講座(インフラ管理、流通、農業)
  • 7. 本講座開催の背景・経緯

    近年の世界的な衛星データ利活用普及に対して、DX推進等を目的に衛星データを事業や業務に導入しようにも多岐に及ぶ技術的検討のため、初学者としてはじめるエンドユーザーには着手しづらい領域として取り残されています。本講座は、初学者でも明日から衛星データを使い倒すことを目標とし、代表的な利活用方法を事例とした実習を通じて衛星データの特長と制約を理解することで、学習者が自らソリューションを創造できる知識と技能を授けることを目的とします。
    本講座では、「だいち4号」(ALOS-4)をはじめ展開・普及が期待される合成開口レーダー(SAR)衛星データを実践的に扱うための事例を題材とします。分野としてはインフラ管理(八ッ場ダム冠水モニタリング)、流通(コロナ禍におけるコンテナ運用モニタリング)、農業(国外オイルパーム農場モニタリング)における利活用方法を学習します。

  • 8. 本講座の対象者とアウトカム

    対象者

    ・ 衛星データ利活用に関心があるが、何をどのようにすれば良いか見当がつかない方
    ・ 衛星データ利活用の経験は幾分かあるが、SAR衛星データに馴染みのない方
    ・ そのほか、業務DX推進を担当される方、データ解析業務を担当される方、研究者・学生の方等、幅広く募集いたします。

    アウトカム

    ・ 日頃のデータ解析にて衛星データを使うアイデアを着想したら直ぐに試行できる
    ・ SARを含めた衛星データの特長と制約を理解し、業務利用に向けた検討に着手できる
    ・ 業務課題における衛星データの特長と制約を分析でき、技術仕様の理解を専門家と共有できる
    ・ 以上のような日常業務の変化を積み重ねることでイノベーションを創発する土台ができる

  • 9. 参加者要件

    ・ PCを使う作業に関する一般的知識・技能を備えていること(ファイル管理、アプリインストール等)。Windowsを推奨しますが、ファイル管理やアプリインストール等の基本的操作を習熟されていればMacやLinuxでも対応できます。
    ・ (任意)Pythonをはじめとしたプログラミングの技能・知識があれば尚良いですが必須ではありません。
    ・ (任意)統計や機械学習等のデータサイエンスに関する知識があれば尚良いですが必須ではありません。
    参考書籍『Pythonで学ぶ衛星データ解析基礎――環境変化を定量的に把握しよう』 ※この書籍の購入や通読を強制するものではありません

  • 10. 講座内容

    SAR衛星データ導入講義(60分)

    1. 衛星リモートセンシングとは
    2. 合成開口レーダー(SAR)とは
    3. 人工知能(AI)との連携
    4. 衛星データ利活用の事例
    5. 衛星データビジネスの動向

    SAR衛星データ分析演習(120分)

    6. ダムの冠水状況を推定する
    7. ターミナル港におけるコンテナ混雑状況を推定する
    8. オイルパーム農場の拡大を検出する

    ソリューション発想法演習(30分)

    9. フレームワークの解説・実践
    10. 本講座終了後のフォローアップについて

  • 11. 講師株式会社GLODAL 代表取締役 宮崎浩之さん

2006年慶應義塾大学環境情報学部卒業、2008年東京大学大学院新領域創成科学研究科修士(環境学)修了、2011年同研究科博士(環境学)修了。2010年4月より東京大学空間情報科学研究センターにて日本学術振興会特別研究員、2012年4月より東京大学地球観測データ統融合連携研究機構・特任研究員、2016年4月より東京大学空間情報科学研究センター・特任助教。2012年1月~2015年3月にアジア開発銀行本部(フィリピン)に出向し、国際開発協力における地理空間情報技術の利活用と利用促進に従事。2016年8月よりアジア工科大学院(タイ)・客員助教。研究分野は、衛星リモートセンシングによる社会経済モニタリング・モデリング、開発課題や国際協力プロジェクト等への応用。2020年8月に株式会社GLODAL技術顧問に就任、2021年6月に同社代表取締役に就任、2023年6月より国際連合開発機関(UNDP)Geospatial Technology Advisor、宇宙利用・G空間・AI・IoTに関する研究開発事業と人材育成事業を国内外に展開している。