2024.09.12イベント
【参加者募集!】 CONSEO気候変動シリーズ 第4回 気候変動の最新科学研究
気候変動をはじめとする複雑化した地球環境問題について多様な観点から学ぶ「CONSEO気候変動シリーズ」。第4回は「気候変動の最新科学研究『世界がおかしい。地球は大丈夫なのか?』」を開催します。世界で頻発する洪水や50度を超える熱波といった近年の異常気象を背景に、気候変動によって地球でいま何が起こっているのか。そして気候変動はどのように予測されているのか。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の最新研究を交えながら、日本の第一線で活躍する科学者から学び、議論します。
■ 第4回 参加者募集開始 会場参加:申込先着80名まで!
気候変動を学ぶCONSEOシリーズ 第4回 気候変動の最新科学研究
『世界がおかしい。地球は大丈夫なのか?』
- ● 日時:10月23日(水)14時00分~16時30分
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● 開催形式:ハイブリッド
◆ 会場:0 Club(80名限定)
(東京都千代田区大手町2-2-1 新大手町ビル3階) - ● オンライン配信:Microsoft Teams(接続はこちら)
- ● 言語:日本語
- ● 主催:CONSEO 後援:日本学術会議
● アジェンダ
- ◆ 14:00-14:05 開会挨拶/趣旨説明:早坂 忠裕(JAXA地球観測研究センター参与)
- ◆ 14:05-14:20 気候の予測とは。どのように予測しているのか。
- ◆ 14:20-14:35 気候予測に衛星は使われているのか?
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◆ 14:35-15:05 現在の地球、異常なのか、正常なのか?
気象予報における衛星の役割:計盛正博(気象庁数値予報モデル基盤技術開発室長)
今起きている異常気象:中村尚(東京大学先端科学技術研究センター教授) - ◆ 15:05-15:20 変わりゆく地球。人類はどう対処するべきか?
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◆ 15:35-16:25パネルディスカッション
渡部雅浩(東京大学大気海洋研究所教授)
計盛正博(気象庁数値予報モデル基盤技術開発室長)
中村尚(東京大学先端科学技術研究センター教授)
江守正多(東京大学未来ビジョン研究センター教授)
久保田拓志(JAXA地球観測研究センター研究領域主幹)
進行:井田寛子 - ◆ 16:25-16:30 閉会挨拶:沖理子(JAXA地球観測研究センター長)
【司会進行】
井田寛子:気象予報士・キャスター 井田寛子(いだひろこ)
気象予報士・キャスター
プロフィール
大学卒業後、製薬会社を経てNHK、TBS等メディアを中心に活動。
2006年、気象予報士登録。
WWFジャパン顧問、NPO気象キャスターネットワーク理事長。
東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻修了。気候変動問題についてメディアの伝え方等コミュニケーションの視点から研究。
熱中症予防対策に資する効果的な情報発信に関する検討会委員(気象庁、環境省)、気候変動影響評価・適応小委員会所属委員(環境省)を務め、2023年に「気候変動問題について日本のテレビ放送はどう伝えてきたのか」を科学技術社会論学会にて発表。
【登壇者プロフィール】
渡部 雅浩:東京大学 大気海洋研究所 教授 渡部雅浩(わたなべまさひろ)
東京大学大気海洋研究所教授、東京大学気候と社会連携研究機構副機構長。1971年神奈川県生まれ。東京大学理学系研究科博士課程修了。博士(理学)。専門は気候科学。主な研究テーマは気候変動の物理学、大規模大気循環の力学、気候モデリング。受賞多数。気候変動や異常気象にかかわる国内の各種委員を務めるほか、IPCC 第6次評価報告書執筆者に選出されている。著書に「絵でわかる地球温暖化」(講談社)など。
プロフィール
https://ccsr.aori.u-tokyo.ac.jp/~hiro/index-j.html
計盛 正博:気象庁 数値予報モデル基盤技術開発室長
計盛 正博
気象庁 計盛正博 数値予報モデル基盤技術開発室長プロフィール
1997年、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修士課程修了。
同年、気象庁に入庁。気象庁気候・海洋気象部、札幌管区気象台を経て、2001年から気象庁予報部数値予報課に在籍。数値予報課在籍中の2005~2006年に米国海洋大気庁環境予測センター、2013年に欧州中期予報センターに客員研究員として滞在。博士(環境科学)。
人工衛星による地球観測データ、特にマイクロ波放射計データの数値予報への利用開発に長年従事。
2023年の沖縄気象台勤務を経て、2024年3月より現職。
中村 尚:東京大学 先端科学技術研究センター 教授
中村 尚
神奈川県出身。東北大学理学部卒業。ワシントン大学大気科学科博士課程修了 (Ph.D.)。プロフィール
ワシントン大学・プリンストン大学客員研究員,東京大学大学院理学系研究科助手,助教授,教授を経て,2011年より先端科学技術研究センター教授(現職)。日本学術会議会員(2014~20)。日本工学アカデミー会員。
日本気象学会理事。防災学術連携体学識会員。気象庁異常気象分析検討会会長。
専門は気候力学,大気海洋相互作用,気候変動と異常気象の力学。
著書に「日本の四季がなくなる日:連鎖する異常気象(小学館新書 2015)」等。
江守 正多:東京大学 未来ビジョン研究センター 教授
江守 正多
1970年神奈川県生まれ。1997年に東京大学大学院 総合文化研究科 博士課程にて博士号(学術)を取得後、国立環境研究所に勤務。同研究所 気候変動リスク評価研究室長、地球システム領域 副領域長等を経て、2022年より現職。東京大学大学院 総合文化研究科で学生指導も行う。専門は気候科学。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)第5次および第6次評価報告書 主執筆者。著書に「異常気象と人類の選択」「地球温暖化の予測は『正しい』か?」、共著書に「地球温暖化はどれくらい『怖い』か?」、監修に「最近、地球が暑くてクマってます。」等。記事やコメントは個人の見解であり、所属組織を代表するものではありません。
プロフィール
久保田 拓志:JAXA地球観測研究センター 研究領域主幹
久保田 拓志
宇宙航空研究開発機構(JAXA)第一宇宙技術部門 地球観測研究センター(EORC)研究領域主幹
2004年、京都大学大学院理学研究科博士課程修了。博士(理学)。2007年からJAXAに在籍し、雨や雲の衛星地球観測に関する研究開発に長年従事。平成28年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞、日本気象学会 2019年度岸保・立平賞、日本気象学会 気象集誌論文賞(2021年)等受賞。2020年11月より現職。
プロフィール
【CONSEO 気候変動シリーズについて】
私たちの住む地球は、気候変動の影響が如実に感じられる事象が世界中で多発しているだけでなく、最近では生物多様性や感染症の課題など、問題が複雑化しています。
複雑化した地球環境問題に立ち向かうために、地球環境、気候変動について多様な観点で学ぶCONSEO気候変動シリーズを企画しました。本イベントへの参加を通じて、気候変動にかかる科学的知識を深めるとともに、社会課題の解決に向けてアイデアを創出し、産学官の連携を通じて行動につなげていきたいと考えています。その過程を通じて地球観測衛星の貢献を進化させて参ります。
■ 気候変動シリーズプログラム
- ● 第1回、7月19日(金)10時~11時半 一般参加:気候変動と国際協力 Part1
『気候変動の理解は、世界の協力で成り立っている!』 終了しました
- ● 第2回、8月1日(木)午後 会員限定:気候変動 ワークショップ 『気候変動を楽しく学ぶ』 終了しました
- ● 第3回、9月20日(金)14:00-17:00、会員限定:気候変動 ワークショップ 『気候変動を自分ゴト化してみよう!』参加登録受付中!
- ● 第4回、10月23日(水)14:00-16:30、 一般参加:気候変動の最新科学研究 『世界がおかしい。地球は大丈夫なのか?』
- ● 第5回、11月20日(水)15:00-16:00、一般参加:気候変動と国際協力 Part2
- ● 第6回、12月6日(金)15:00-17;00、一般参加:気候変動のこれから 『気候変動・生物多様性情報の価値とは何か、TCFD/TNFDの最新動向』
以上