2023.07.28提言・報告
【活動報告】CONSEO光学・SAR観測 WG 「次期光学衛星ミッション検討」結果を文科省・宇宙開発利用部会に報告
CONSEO 光学・SAR観測 WGにて、2023年4月~6月にかけて実施しました「次期光学衛星ミッション検討」の検討結果を、第76回(6月27日)宇宙開発利用部会にて、CONSEO事務局より、検討結果の提示及び報告を実施しました。また、これらの検討結果を受けて、文部科学省、および宇宙航空研究開発機構によりまとめられた「次期光学ミッションの方向性について」が第77回(7月24日)同部会にて報告されました。
2023年3月のALOS-3喪失を受け、新しい宇宙基本計画において、「防災・減災、地理空間情報の整備、環境保全利用・研究等、先進的な光学データ利用促進への影響が想定されるところ、ユーザー官庁を含む関係府省庁や民間事業者等と対話を進めながら、再開発の要否も含め、今後の方針についての検討を進める」とされ、CONSEOにおいても、政府での次期光学ミッションの議論に資するインプットを行うため、光学・SAR観測WGにおいて、民間事業者/アカデミア等主体の検討を行いました。
検討では、次期光学ミッションについて検討チーム(3チーム:代表者:衛星データサービス企画㈱、㈱NTTデータ、今後の宇宙開発体制のあり方に関するタスクフォース会合・リモートセンシング分科会))が立ち上がり、具体的なミッションコンセプトの提案書をCONSEO(事務局)に提出して頂きました。
【利用部会資料(第76回)】「衛星地球観測コンソーシアム(CONSEO)における 次期光学ミッションコンセプト検討の結果について」
【利用部会資料(第77回)】「次期光学ミッションの方向性について」
今回の次期光学ミッション検討において、3チームが主体的に検討を実施しました。検討チームとしての参画、ならびに短期間での集中的な議論や提案書への纏めなど実施頂きました3チームの皆様には、深く感謝申し上げます。
また、検討期間中に実施しました“インプットワークショップ”や“フィードバックワークショップ”にご参加頂きました、多くのCONSEO会員及び関係省庁等の皆様にも、ご協力頂きましたこと、御礼申し上げます。
今後、宇宙政策委員会(衛星開発・実証小委等)や、ユーザー省庁、民間事業者等 と更なる意見交換・検討を行い、年度末までを目途に、ミッションをより具体化していくとされています。